about

筆者について

シンガポールの事業会社の経営企画部門で働いています。バックグラウンドは業務＋ITのコンサルタント・システムエンジニアリング。システム導入含めた業務改革業域の責任者を務めています。

筆者略歴

• 大阪生まれ・大阪育ち
• 東京の大学を卒業
• 米系コンサルティングファームにてコンサルタント(業務プロセス＋IT系)としての勤務
  • 新人研修・研修インストラクター業務でアメリカ(フロリダ州タンパ・ペンシルバニア州フィラデルフィア)にて8ヶ月勤務。
  • 主に販売管理領域・会計領域の業務改革プロジェクトを経験。
  • 30歳の年に自動車メーカーのドイツ・日本間の部品購買業務システム統合のプロジェクトマネージャーとしてシュツットガルトにて勤務。
• 米系投資ファンド子会社のIT部門でITビジネスアナリストとして勤務。
• eコマースカンパニーに勤務。小売事業店舗マネジメント系部門で業務・システム改革を牽引。
• シンガポール本社の企業で2017年8月から経営企画部門の一領域の責任者として勤務開始。現在に至る。

海外移住に至るまでの筆者の心の動き

• 大学までの学歴は全て日本
• スポーツ・音楽を通じてアメリカへの憧れは中学生のころ位からあった。
• 大学生の時にアメリカ東海岸縦断の3週間のバックパッカーの旅を経験。
• コンサルティングファームでの経験により、業務システム改革プロジェクトを推進するスキルで、世界の各関係者と繋がっていける感覚を得る。
• 2つ目、3つ目の会社では、日本で働く外国人との協業をしていたが、自分自身は海外で仕事をする機会に恵まれずにいた。
• そのような環境で英語を使いながら仕事をする中で「自分にとってのDream Jobって何だろう？」と問いを続けた結果、「結局のところ海外に腰を据えて住みたい。その土地で納得いくまで住み続ける経験しないと満足しては人生終えられない。」という、わがままな子供のような、何とも論理だけでは片付けられない欲求を認識するに至る。
• そんな中、LinkedInで米系有名企業のアジアヘッドクォーター(シンガポール)の採用担当者に声を掛けられたこともあり、シンガポールで仕事をすることの思いをより強くする。
• 息子が幼稚園年中の年に「再来年になったら息子の小学校生活が始まる。自分の年齢を考えても、来年までに渡航、というのが最後のチャンス。」という思いで海外転職活動を本気で開始する。
• その翌年の43歳の終わりごろの夏にシンガポール就労が実現する。

ブログ執筆動機

そこから3年経ち、自身も家族も充実した生活を続けられていますが、次なる想いとしては「自分が経験してきたことを伝えたい。海外で働くことを目指したい人の力になれるよう何かを残したい。」というものが湧いてきました。そのためのプラットフォームとして、このブログを開設しました。

今後内容充実させていきますので、応援いただければと思います。

生活の軸：衣ｘ食ｘ住ｘ家族ｘ教育ｘ旅

皆さんご存知のように、生活の3要素は、衣・食・住と言われています。もちろんその3つは大事で、日々の生活の張りに直結するというのはもちろん感じています。

しかし、その3つだけを充実させていても仕方ないというか、他にも充実させるものあるでしょう？というのは皆さん感じることだと思います。でも他に充実させたいものって何か？これを意識して行動することが、充実した生活を送ることそのものだと思います。あなたの生活の軸のうち、衣食住以外のものってなんでしょうか？今の僕の場合は、家族・教育・旅ですね。多分息子がそこそこ独り立ちするまでは同じだと思います。子供を授かる前だとサーフィンとか入ってきたのかと思いますが、今ではもう、家族のなかで自分だけが関わるものは、生活の軸には入ってこないと思います。この6つの要素の中で、自分がどれだけやれているかを時折整理して、今後の生活の質の向上につなげていきたいと常々思っていまして、こうやってブログの形で文章にすることでその整理の場の一つにしていきたいと考えています。

仕事での価値提供の軸：ITｘ業務ｘ英語ｘ日本人ならではの細やかさ

生活の軸と同様に、仕事での価値提供力においても複数の軸を意識しています。一番の軸って何？と問われた場合、迷わずITシステムエンジニア・ITシステムコンサルタントのバックグラウンドを挙げるでしょう。でもそれだけだと、世の中には自分より優れた人材がたくさんいて、自分がものすごい努力をしてもきっとその分野で上位数パーセントの層に食い込めることはないと感じて来たわけです。そう感じた都度「ある能力を縦に広げたけど、もうこれ以上広げられなさそうなので、別の能力を広げる余地はないか？」と自問自答してきたように思います。そこに逃げの気持ちがなかったとは言いませんが、「勇気ある撤退」をしてきたと思っています。(「撤退」をするといっても「前進」のためだったので、180度後ろに下がることを連想させる「撤退」ではないのかも知れません。) 努力は単一軸単一方向のものではなく、複数の座標軸を持つベクトルであっていいと思っていて、その分だけ、人の言ってることを理解する守備範囲の面積・体積は大きくなると考えます。それが大きければそれだけ一層、課題を持っている人のよい理解者になれると信じていて、仕事において頼られる存在でいられる重要な要素だと思うのです。

ITシステムエンジニア・ITシステムコンサルタントの仕事が、特定「業務」への精通スキルと、「IT」システム構築スキルとの掛け算であることは、皆さんある程度しっくりくるのでは？と思います。この2つの軸で価値提供できるなら食いっぱぐれない人生は歩めると思います。でも、それでずっと人生が楽しいかと言われると、そうとは限らないと思います。僕の場合は20代後半に、人生に「英語を通じて海外の人と関わる」という軸を加えることに決めて、そこから守備範囲が大きくなったと感じます。そこから十数年経って、5歳の子供がいる家族が「海外勤務ができる転職実現→子供の教育を見据えた海外移住」という選択ができるようになったことは、「英語」軸を加える判断をしたことを抜きにしては語れません。

最後の軸「日本人ならではの細やかさ」というのは、シンガポールに来てから初めて「自分の長所」として意識したものです。それまでは「性格が細かいことで、自分は損をしていないだろうか。勉強や仕事ができる人・何かで早くに成功する人は、細かいところに着目するよりは大事なポイントを押さえることに長けていて、自分より要領よく物事を進められる体質になっているのではないか。」と思うことが多かったです。ところが、日本以外の地で生活や仕事をすると、日本人は「細かな点まで気を配ることができる」能力が総じて高いと感じる機会が多くあります。そのおかげて仕事において「きちんとした準備をして臨むことがでいるのは日本人」というイメージを与えられていると思うし、そこにアドバンテージがあると感じています。日本を出るまでは、英語力のディスアドバンテージもあり、日本にどっぷり浸かったビジネスパーソンであることを恥じる気持ちがあったくらいなのですが、今は逆に、日本人であることを誇りに感じるような気持ちも前に出てくるようになりました。

終わりに

相談・コラボレーション等の話などありましたら、是非 abroadfromj@gmail.comまでご連絡頂戴できればと思います。